• 魂ウェブ
  • Columns
  • 超進化魂が出来るまで!!【前編・企画の始まり、そして造形へのこだわり!】

Columns 超進化魂が出来るまで!!【前編・企画の始まり、そして造形へのこだわり!】

かつての選ばれし子どもたちに贈る、変形フィギュア「超進化魂」!!
第1弾「超進化魂01ウォーグレイモン」は11月18日(土)発売!
発売を前に、ここに製品完成までの舞台裏からその魅力に至るまでがたっぷり詰まったレポートをお見せしよう!!

◎企画の始まり

 プロポーションや可動を追求したS.H.Figuartsを筆頭に、様々な形でのデジモントイを世に送り出してきたバンダイコレクターズ事業部。そこでデジタルモンスター誕生20周年というアニバーサリーに、はたしてどのようなデジモントイを作り出すべきなのか――。
 思い出されたのが、『デジモンアドベンチャー』を皮切りに放送されたアニメシリーズ当時に、バンダイが発売した変形トイ「超進化シリーズ」だった。デジモンの特徴である「進化」を、バンダイが培った変形トイの技術で再現。物理的には不可能な「進化」を、驚きのギミックで実現してしまう「超進化シリーズ」は人気を博し、アニメシリーズの定番商品として長きにわたって展開が行われたのである。
 「進化」というデジモンが持つ特性と、変形トイとしての面白さが融合した「超進化シリーズ」を、現代の技術で蘇らせたらどうなるだろう? ……そんな想いから、「超進化魂」プロジェクトはスタートした。

▲構想段階の企画書。コンセプトや商品化ビジョンについても記載がある。

◎理想のデジモンとは?

 それでは「超進化魂01ウォーグレイモン」を例に、「超進化魂」が完成するまでの行程を、本邦初公開となる開発資料を交えつつご紹介しよう。

 まず、おおまかなイメージスケッチが、バンダイの関連会社であるデザイン会社PLEXのスタッフによって描かれる。

<スケッチ> 成長期のアグモンと究極体のウォーグレイモンという、まったく異なるシルエットを持つ2体を、変形によって再現する。足の体色の変化や腰部分の変形など、この時点で基本的な変形ギミックはイメージされている。このイメージスケッチを元に、開発は進められることになる。

<変形ギミック>  第1弾ウォーグレイモンに関しては、かつての「超進化シリーズ」を意識している点もポイント。これは当時超進化シリーズで遊んだユーザーに対して、その記憶を思い出してもらうと共に、リニューアルしたトイとしての「進化」を感じてもらえるように、との想いがあるという。開発は実際に旧トイを参考にしながら行われた。

<旧製品との対比>

▲超進化シリーズとの比較。その進化のポイントが記される。

◎コレクターズ事業部のこだわり!!

デザイン画からギミックを含む3Dモデルが設計ブレーンの手で作成されると、まずコレクターズ事業部がCGをチェック!! ウォーグレイモン腕のボリューム感や肩の位置などカッコよさにかかわる部分のバランスをチェックする。変形ギミックによる制限のあるなかでこだわりが発揮される。

<バンダイ修正>

▲バンダイサイドによるチェック。細かいところまで調整が行われる。

◎渡辺けんじさん登場!!

ここで、デジモンの生みの親であるクリエイター、渡辺けんじさんが登場!! アグモン、ウォーグレイモン両形態のCGを細かくチェックし、修正指示のラインを描き入れてゆく。アグモンは顔部分と胴体のラインが主。瞳の塗りについても、この修正画稿が参考にされている。そしてウォーグレイモンの修正箇所は頭部と胸部。特に頭部については、全面に修正のラインが引かれている。やはりキャラクターの顔は、監修の大きなポイントなのだ。

<補足資料>

▲渡辺さんが作成した、さらなる修正の補足資料。

◎T1サンプル完成!!

監修の修正点を踏まえたうえでCADによる設計が完了すると、実際に製品を量産するための金型が製造される。その金型から打ち出された最初のテスト成形品が「T1」と呼ばれるサンプルだ。工場から届いたこのT1を元に、パーツの状態や形状、パーツ同士のかみ合わせや取り付け強度などを確認し、問題点があれば改善をくり返す。どれだけ不具合を見つけて改善することができるか。最終的な製品のクオリティを左右する大切な工程となるため、まさに徹底したチェックが行われる。工業製品であるトイの製造過程における、最もキモの部分といえるだろう。こうした努力が、複雑な変形トイを実現しているのだ!!

<T1コメント>

▲不具合箇所を写真に撮り、コメントにしてまとめた資料。T1はあくまで形状を見るのが目的のため、実際とは異なる色で成形されている。ちなみに「グイチ」とは金型のズレによって生まれる小さな段差のこと。

◎続きは後編で!! テストショットが終わると、いよいよ次は色のついたカラーサンプルが登場。ここでもたくさんの拘りが垣間見える。気になる続きはぜひ後編で! 泣く泣くボツになったパッケージの候補案も…!?

超進化魂

かつての選ばれし子どもたちに贈る―。2000年代前半に、世界中で大ヒットした変形フィギュアの金字塔、「デジモン超進化シリーズ(Digivolving Series)」の「進化」を「変形」で再現するというコンセプトを、極限まで追求。進化前の「可愛さ」と、進化後の「カッコよさ」「プロポーションの良さ」を最新の技術とシャープな造形で表現。
一部にダイキャストやメッキも使用し、素材感にもこだわって立体化する。究極の大人向けデジモン変形フィギュアを目指していくのが、この「超進化魂」シリーズである。

Please rate this page.

Was this article helpful to you?

Comment

* Feedback is limited to 100 characters in length.
* This form does not link to customer service and you will not receive a reply.