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はやぶさの軌跡
はやぶさの軌跡
小惑星探査機はやぶさとは
はやぶさとは、工学技術の実証を目的として打ち上げられた小惑星探査のための探査機である。

2003年5月9日に内之浦宇宙空間観測所から宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって打ち上げられ、その後、約7年間の任務を終えて、無事、2010年6月13日に地球に再突入しカプセルを落下させた。打ち上げ時は『MUSES-C』と呼ばれていたが、その後、「はやぶさ」という呼び名が与えられ、広くこの名称で世間に知られるようになった。はやぶさの目的は『小惑星イトカワに自律的に近づき、その表面から物質のサンプルを持ち帰る。(サンプルリターン)』である。7年間の任務の間に、いくつもの困難に遭遇し、ミッション終了においこまれそうになった時もあったが、その度に、はやぶさプロジェクトチームの素晴らしいチームワークと川口淳一郎プロジェクトマネージャーのリーダーシップにより、世界で初めての偉業を達成した。
この偉業は世界でも非常に高く評価されている。
計画スタートから地球帰還まで 参考書籍:小惑星探査機はやぶさの大冒険
(山根一眞 著・マガジンハウス)

1985 宇宙科学研究所で「小惑星サンプルリターン小研究会」が開催される。
1992 小惑星サンプルリターンの具体的な構想が始まる。
1994 目標の小惑星を「1982DB」(ネレウス)とする。
1996 MUSES-C計画が正式にスタート。
1998 目標の小惑星を「1989ML」に変更。
2000 02.10 M-V-4ロケット(ASTRO-E)が打ち上げに失敗。続くMUSEC-Cの打ち上げも延期される。
2000 目標の小惑星を「1998SF36」に変更。
2003 05.09 内之浦宇宙空間観測所からM-V-5ロケットで打ち上げに成功。
打ち上げ後に探査機の愛称を「はやぶさ」と発表。
2003 05.27 イオンエンジン点火、エンジンAのみ不調が判明し運転停止。
2003 08.06 目的の小惑星が「イトカワ」と命名される。
2004 05.19 地球スウィングバイに成功。地球接近時に月や地球を撮影。
2005 07.29 「イトカワ」の撮影に成功、撮影画像をもとに軌道の微調整を続ける。
2005 08.15 3基のRW(リアクションホイール、姿勢制御装置)のうち1基が故障と発表。
2005 09.12 「イトカワ」に到着(20km地点のゲートポジション)。科学観測を開始。
2005 09.30 「イトカワ」から約7km地点のホームポジションに到達。接近・離脱しながら観測を続ける。
2005 10.04 RW2基目が故障したと発表。「想定外の運用」に入る。
2005 11.01 「イトカワ」の高精細画像を初公開。
2005 11.04 最初のリハーサル降下(画像の誤認識により自律的に離脱)。
2005 11.09 2度目の「イトカワ」へのリハーサル降下。「イトカワ」上に「はやぶさ」の影が映った写真を撮影。
2005 11.12 3度目の「イトカワ」へのリハーサル降下。離脱中に超小型探査ロボット「ミネルバ」分離。
「ミネルバ」は「はやぶさ」の太陽電池パネル裏側を撮影したが着地できず宇宙の彼方へ消える。
2005 11.20 1回目のタッチダウンで「ターゲットマーカー」を放出。
タッチダウン後に「はやぶさ」の状況が不明となる。
2005 11.23 「はやぶさ」は「着陸していた」ことが明らかになる。
地球・月以外の天体から離陸した初の探査機となる。
2005 11.26 2回目のタッチダウン。「サンプル採集に成功」と発表後、サンプル採取のための弾丸が
発射されていなかったことが判明。
2005 12.14 燃料漏れによって姿勢が安定せず、通信も途絶。帰還予定を3年延期し2010年6月にしたと発表。
2006 01.23 46日ぶりに「はやぶさ」から微弱信号を受信。
2006 01.26 地球との通信が奇跡的に復活。
2006 03.06 3ヶ月ぶりに「はやぶさ」の位置と速度を正確に推定。
キセノンの「生ガス噴射」で姿勢を直した、と発表。
2006 06.02 米科学誌『サイエンス』が「イトカワ」を大特集、世界が絶賛。
2006 夏 故障したリチウムイオン充電池に時間をかけ充電を始める。
2007 01.18 サンプル容器のカプセル収納、ふた閉めを完了。
2007 02 イオンエンジン再点火、太陽光圧による姿勢制御を始める。
2007 04.24 撮影したすべての写真を、サイエンスデータベースとして公開。
2007 04.25 地球帰還に向けた本格巡航運転開始。
2007 夏 疲弊したイオンエンジンDから、まだ余力のあるCに切り替える。
2007 10.18 地球帰還のための第1期軌道変換を完了、イオンエンジンは停止し休眠モードに。
2008 03 相模原キャンパス内にサンプル受け入れのための「キュレーション施設」が完成。
2008 05 地球から最遠地点(地球〜太陽の2・5倍)を通過。
2009 02.04 第2期軌道変換開始、イオンエンジン再起動。
2009 夏 「カプセル」の回収オペレーションの準備が佳境に。
2009 10 イオンエンジンDが不調となるが、出力をしぼって運転続行。
2009 11.04 イオンエンジンDが自動停止し復旧不能となる。
2009 11.09 「イオンエンジンがすべて停止した」と発表。
2009 11.19 イオンエンジンA/Bを組み合わせた「クロス運転」に成功。
2009 12 日豪でサンプル回収のための模擬試験や訓練が行われる。
2010 03.27 第2期軌道変換を完了、イオンエンジンの連続運転終了。
2010 04 地球帰還、再突入に向け18軌道の修正が始まる。
2010 06.10 4回目の軌道修正でオーストラリアのウーメラ砂漠の目的のエリア着地が確定する。
イオンエンジン運用終了。
2010 06.13 日本時間 午後7時51分:「カプセル」分離。「はやぶさ」は地球の撮影に成功。
午後10時51分:「はやぶさ」と「カプセル」は大気圏に突入。「カプセル」着地が確認された。
2010 06.14 「カプセル」および「ヒートシールド」の回収に成功。
2010 06.17 チャーター機でオーストラリアを発った「カプセル」が羽田着。
2010 06.18 午前1時50分「カプセル」は相模原キャンパスへ「帰宅」。
午前2時すぎ「キュレーション施設」に搬入完了。
2010 11.16 はやぶさのカプセル内にあった微粒子1500個の多くが、小惑星イトカワのものと確定され発表される。






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