S.I.C.15周年

S.I.C. HERO SAGA DIGEST〈第4回〉S.I.C. HERO SAGA「MASKED RIDER EDITION」ダイジェスト

連載4回目となる今回は「S.I.C. 仮面ライダー新1号」の2014年1月発売を記念し、ホビージャパンMOOK『S.I.C. HERO SAGA vol.1』に収録されている「MASKED RIDER EDITION −Missing Link− 」と「MASKED RIDER EDITION −ここより永遠(とわ)に− 」のストーリーを、ダイジェストにてご紹介しよう。

「−Missing Link−」は「仮面ライダー2号の誕生について」、「−ここより永遠(とわ)に−」では「旧1号から新1号へのパワーアップについて」を描いたオリジナルストーリー。共に多くは語られていない部分にスポットを当てており、『S.I.C. 仮面ライダー』シリーズのファンならば必読の一篇と言えよう。中でも「−ここより永遠(とわ)に−」は、その後も永きに渡って戦い続ける「仮面の戦士たち」の宿命を暗示。「S.I.C. 仮面ライダー新1号」の“再改造を続けた40年後の姿”というアレンジコンセプトを思わせる、非常に興味深い内容となっているのだ。

MASKED RIDER EDITION -Missing Link- Episode 1/4

「潜入」
  • 初出:「月刊ホビージャパン」2002年7月号
  • ディオラマ原案・監修:竹谷隆之
  • ディオラマ製作:安藤賢司、谷口順一、五島 純

ショッカーの改造人間製造を阻止するため、かつて自らが改造された忌まわしきショッカー基地への潜入を試みる仮面ライダー=本郷猛。しかしそれは、罠であった……ショッカーは本郷猛を抹殺するため、仮面ライダーと同等の能力を持つショッカーライダーを用意していたのだ。しかし仮面ライダーは怯むことなく、ショッカーライダーのベルトの風車目掛けて必殺のライダーパンチを叩き込む!

  • 改造手術台
  • ショッカー基地内の改造手術台。物語中では、ショッカー科学陣は打倒仮面ライダーのために計12体のショッカーライダーを製造、その内の1体が一文字隼人であった。なおこの手術台に横たわっているのは、ベルトからショッカーエンブレムが取り外されていることから、本郷猛によって洗脳解除手術を受けた一文字と思われる。
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MASKED RIDER EDITION -Missing Link- Episode 2/4

「奔走」
  • 初出:「月刊ホビージャパン」2002年8月号
  • ディオラマ原案・監修:竹谷隆之
  • ディオラマ製作:安藤賢司、五島 純

ショッカーライダーを倒した仮面ライダーは、次々と現れる再生怪人たちを蹴散らしながら、脱出を試みる。涙を流しながら「同胞」たちを葬り、迷路のような通路を抜け、地下のショッカー基地からようやく地表へと辿り着くが……そこには、さらなる罠が待ち構えていた! ショッカー首領の笑い声が大きく響く中、エネルギーが尽きかけたライダーに大戦車部隊が襲い掛かる! !

  • ショッカータンク
  • 仮面ライダーにとってのサイクロン号と同様に、ショッカーライダーたちに与えられた戦闘用マシン。巨大な主砲から発射される高周波弾は凄まじい破壊力を持ち、その一個大隊による集中攻撃は仮面ライダー1号をあわやのところまで追い詰めた。なおジオラマ用モデルは、アオリの構図で撮影するため主砲をデフォルメしている。
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MASKED RIDER EDITION -Missing Link- Episode 3/4

「覚醒」
  • 初出:「月刊ホビージャパン」2002年9月号
  • ディオラマ原案・監修:竹谷隆之
  • ディオラマ製作:安藤賢司、五島 純

ショッカー首領の高笑いがこだまする中、ショッカー戦車軍団の執拗な爆撃が仮面ライダーを次第に追い詰めていく。そのとき荒野に響き渡る、サイクロン号の爆音。しかもサイクロン号は自動操縦ではなく、もう一人の戦士を乗せていた。本郷猛によって洗脳解除手術を受けたショッカーライダーだった一文字隼人が、自我を取り戻したのだ。本郷と一文字=ダブルライダーによる、反撃が始まる!

  • 仮面ライダー2号
  • 戦場カメラマン・一文字隼人が、ショッカーによって拉致・改造された姿。本郷猛抹殺プロジェクトの一環として製造されたショッカーライダーの内の1体であったが、本郷によって洗脳を解除され仮面ライダー2号として生まれ変わった。素体である一文字が柔道6段・空手5段の猛者だったため、1号よりも力が特化している。
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MASKED RIDER EDITION -Missing Link- Episode 4/4

傀儡
  • 初出:「月刊ホビージャパン」2002年10月号
  • ディオラマ原案・監修:竹谷隆之
  • ディオラマ製作:安藤賢司、谷口順一

本郷&一文字のライダーダブルキックを受け、次々と破壊される戦車軍団。だがその中から、11人のショッカーライダーが出現する。サイクロン号との連携攻撃でショッカーライダーたちを全員気絶させ、洗脳を解こうとする本郷と一文字。しかし一文字の裏切りを踏まえ、ショッカーライダーたちの仮面には爆破装置が仕掛けられていた! 一文字は深い悲しみを胸に、仮面ライダー2号として戦い続けることを誓うのだった。

  • ショッカーライダー
  • ショッカー科学陣が仮面ライダー抹殺のために生み出した怪人飛蝗男で、ライダーと同等の能力を持つ。なお本作に登場するショッカーライダーは、テレビ本編(91〜94話)に登場したものとは別物。本作に登場したショッカーライダーは一文字を除くと計11体で、それぞれマフラーの色によって識別されていた(一文字は赤)。
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MASKED RIDER EDITION -ここより永遠(とわ)に-

  • 初出:『S.I.C. HERO SAGA vol.1』(書き下ろし)
  • ディオラマ原案・製作:安藤賢司
  • ディオラマ製作:五島 純

怪人との同士討ちにより、ショッカー基地に運び込まれた仮面ライダー1号=本郷猛。死神博士は罠を疑いながらも、科学者としての興味から処刑を保留するが……これは本郷の芝居であった。彼はショッカーとの戦いの中で己が不完全さを強く感じ、再改造によるパワーアップを望んでいたのだ。ショッカー首領は本郷の真意を見抜きながらも、ある意図から彼を再改造させる。それこそが、ここから永遠に続く戦いの始まりであった……。

  • 新サイクロン号
  • 新1号が登場当初に乗っていた改造サイクロン号ではなく新サイクロン号がチョイスされたのは、“仮面ライダーは今もどこかで戦い続けている”というイメージを優先してのこと。フロントカウルに収納されたスタビライザーは、ジャンプ時には滑空翼として機能する他、敵を切り裂くカッターとしても使用可能である。
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写真撮影/スタジオアール

好評発売中!!

HOBBY JAPAN MOOK S.I.C HERO SAGA VOL.4
  • 内容:A4判、116ページ
  • 価格:2,000円(税5%込)
  • 発売日:2013年12月16日予定
  • 発行:株式会社ホビージャパン

バンダイ コレクターズ事業部が発売するハイディテールアクションフィギュア「S.I.C.」を使用したディオラマと、早瀬マサト(石森プロ)による ストーリーが融合した、本誌連載中の「S.I.C. HERO SAGA」の単行本第4集が発売決定。
竹谷隆之、安藤賢司をはじめとした個性的な造形作家による超絶ディテールの造形作品で石ノ森ヒーローたちの熱き戦いが描かれる!

収録エピソード

「S.I.C. HERO SAGA」とは?

石森プロ・早瀬マサトによるオリジナルストーリーと共に、竹谷隆之&安藤賢司を始めとする気鋭の原型師たちが「S.I.C.」シリーズを用いて製作したディオラマ作例を紹介する、グラフィカルな小説連載。「月刊ホビージャパン」誌にて絶賛連載中で、ムックは現在初期の『KIKAIDER』シリーズを扱った「S.I.C. OFFICIAL DIORAMA STORY KIKAIDER 00」と、『仮面ライダー』シリーズ全般をフォローする「Vol.1〜3」、そして「S.I.C. 仮面ライダー電王 ウイングフォーム」が付属する「仮面ライダー電王SPECIAL」が発売中。テレビ作品で語られなかった裏話的エピソードやオリジナルの解釈によるアナザーストーリーなどの『仮面ライダー』の世界を新たに描写。
それと同時に商品化していない仮面ライダーの立体化や新たなバリエーションの提示などで、フィギュアファンのみならず『仮面ライダー』シリーズのファンにも圧倒的な支持を得ている。

  • ライター
  • 早瀬マサト(石森プロ)
  • 1965年、愛知県名古屋市生まれ。石森プロに入社後、石ノ森章太郎のアシスタントを経て、漫画家兼小説家として活躍。平成「仮面ライダー」シリーズでは、キャラクターデザインや監修なども手掛ける。
  • 原型師
  • 竹谷隆之
  • 1963年、北海道生まれ。独自のデザインラインと確かな造形力で知られる、造形作家。シリーズ立ち上げ当初から『S.I.C.』の原型・監修を務め、『牙狼』などの特撮作品の美術デザイナーとしても活躍。
  • 原型師
  • 安藤賢司
  • 1963年、神奈川県生まれ。竹谷氏と共に、『S.I.C.』シリーズのメイン原型製作を担当。近年は『TIGER & BUNNY』のメカデザインや『ガッチャマンクラウズ』のスーツデザイン(中北晃二との共同)などのデザインでも活躍。

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