コラム 奇跡の一冊!太陽の塔のすべてを収録した、「太陽の塔Walker」登場!
2014-09-12 15:00 更新
タナカカツキ、ヤノベケンジ、青木俊直、加藤直之、チアキコハラ、川尾朋子が描き下ろす!
![]() 加藤直之描き下ろしイラストレーション |
![]() ヤノベケンジマンガ |
![]() 青木俊直マンガ |
全誌面のほぼ半分! 約40ページに及ぶ関連記事で
「超合金 太陽の塔のロボ」を徹底特集!
大阪万博、岡本太郎、浦沢直樹、森見登美彦、コンバース、大伴昌司、3Dマッピング、クレヨンしんちゃん、みうらじゅん、佛田洋
1970年に私たちの前に姿をあらわしてから、岡本太郎の「太陽の塔」はいまなお、その姿を刻々と変えている。
むろん、見た目はそのままで変わらない。というよりも、あれから40年以上の時が過ぎても、その様子はまったく古びない。
いや、いまだに新しいのか古いのかがよくわからない。この感覚は今後どんなに時間が経過しても、きっとこのままなのだろう。
そしてその時代ごとの解釈を添えて後世へと伝えられていくのだろう。あのモナリザの微笑みがそうであるように。
では、太陽の塔はこれまで、いったいどのような変遷を辿ったのか、ここであらためて整理してみよう。
まず当初、太陽の塔は美術界からの大きな反発にさらされた。通常の括りなら巨大なパブリック・アート(公共彫刻)で済むのだろうが、万博という国策の祭典のシンボルを、みずから前衛を名乗った岡本太郎が手掛けたことで、彼は反対勢力からの格好の餌食とされた。併せて太陽の塔もまた、権力の象徴として様々な非難、論難、攻撃を加えられた。
しかし他方でこの頃、太陽の塔は万博の政治的な立ち位置に左右されない子供たちの記憶に、怪獣ともロボットともつかないわけのわからぬ存在として強烈に刷り込まれ、かれらの成長に多大な影響を及ぼすことになる。かくいう私もそのひとりである。
(つづきは 本誌に掲載)
「バンダイの野中(剛)さんから『戦隊のロボみたいなCMを撮って』と言われて、絵コンテまで送られてきたんです。その熱の入り方に圧倒されました(笑)。 野中さんとは仕事で20年来の付き合いになりますが、今回はこだわりが半端なくて、ロボを"コマ撮りではなく操演で"かつ"実際に外で撮影すること"が大前提だったんです」 操演とはミニチュアに細い線などを付けて、自ら動いているように見せる、まさに昭和特撮的手法。完成した絵コンテを基に、監督はロボの現物を操演用に改造。腕のスライド演出用、超兵器発動態への開閉用など、シーン毎に変えて、その数は15体に及んだ。 (つづきは 本誌に掲載) |
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太陽の塔Walker A4正寸版・オールカラー84ページ 特別付録・開田裕治が描く、太陽の塔のロボ ポスター 9月26日発売 定価: 1,620円(税8%込) 発行: 株式会社KADOKAWA |
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