『ばくおん!!』S.H.Figuarts鈴乃木凜(ライダースーツ)&GSX400S KATANA撮り下ろしレビュー

暑い日が続きますね!
夏はやっぱりバイクのシーズン!って事でお待たせしました、『ばくおん!!』「鈴乃木凜(ライダースーツ)&GSX400S KATANA」を、ご紹介します。

申し遅れました。私、「爺TAMA」は、永らくGSX750S KATANAを愛車としていましたので、バイカー目線を織り交ぜながら熱くレビューさせて頂きます!!
それではギアを1速に入れてスロットル全開!

先ずは凜ちゃんの愛機GSX400S KATANAをご覧ください。

KATANAのデザインコンセプトは1980年、ドイツケルンショーでハンスムート氏率いるターゲットデザインから発表され、翌81年の1100ccを皮切りに量産化。1000ccを含めその斬新なデザインで先ず欧州で大ヒット!
国内では750cc、400cc、250ccと次々に発売され、以来、35年の永きに渡り世界中のバイクファンから愛し続けられているデザインコンセプトなのです。

今回の商品にも「愛」を注入し、流麗なKATANAのフォルムの再現にチャレンジしました。

全体のフォルムの再現は勿論の事、細かいディテールにも気を配っています。
当時、ライダーが跨って先ず目にして驚いたなKATANAのメーター、左側が速度計、右側が回転計、独創的なデザインをしっかり再現しています。こうやって見ると750ccも400ccもメーターほぼ同じですね。バックミラーも懐かしい。

ハンドルは垂れ角のあるセパレートハンドルが決まっています!私は750ccだったのでカッコ悪い、通称「耕運機ハンドル」が標準装備でした。
当時は海外仕様の1100ccのセパレートハンドルに交換するユーザーも多く、それを取り締まる側は「刀狩」と呼ばれていましたね……。
ハンドルグリップのスイッチ部分の細かい彩色にもご注目、左の黄色はホーン、右の赤はキルスイッチ、実に細かい!

マシンを前部から眺めます。KATANAの特徴的なスクリーンヘッドライトフロントカウル下のエアブレード、水冷エンジンのラジエター等を丁寧に再現。

そうなんです、400ccは、水冷エンジンなんですね、750ccまでは空冷で、
ここにアールズのオイルクーラーを収めメッシュホースを取回すのが恰好良くて、オプションだったエアブレードも含め大枚注ぎ込んだ記憶が甦りました。

エキゾーストマフラーの排気口の形状の「蓮根」は勿論、テールランプとウィンカーは拘って実車の樹脂の質感もリアルに再現。

シルバー塗装の眩しい車体ですが、タンク、カウル、フレームの外装部分のシルバー塗装とエンジン、キャブレター等のメカ部分のシルバーの色調を変えて塗り分け、質感の違いを表現。
また、黒とグレーの2トーンカラーのシートと紺色のシートカウル色合いのみならず素材感も追求、実車さながらの質感と色合いを再現しました。

またマフラー&エキパイの黒艶感もそっくり、隣のウォーターホースの素材感の違いにもご注目。
SUZUKI TSCCのロゴもリアルに再現。

エンジンのみならず、CVキャブエアクリーナーボックスガソリンコック「刀」デカールレギュレーターリアシート下の荷掛けフック付きレールの形状もしっかり再現。チェーンとスプロケットも塗り分けられてリアルです。

また、シートに荷重を掛けるとスィングアームとスプリングが内蔵されたサスペンションが連動してリアルにストローク(上下動)しテンションが上がります。
400ccのサスペンションは750ccには無かったリザーバータンク付く贅沢仕様だったんですね。機能とデザインを高次元で融合させたKATANAは改めて美しいなとぁしみじみ……。

水冷エンジンで高出力、軽量化が図られた400ccのパワーウエイトレシオは空冷エンジンの750ccとほぼ同じ、それでいて40kgも軽い400KATANA、改めて欲しくなってしまいました(笑)。

これまでバンダイでは数々のヒーローバイクを商品化してきましたが、
実車はバイクオーナーの皆さんが日々、乗っていらっしゃるので違った意味でハードルが上がります。
KATANAをリスペクトしている関係者の「愛」が注入された今回のGSX400S KATANAが皆様の審美眼に叶う事を信じています!

そして、そして!!!

今回は、女子高生と実車の組み合わせ!ちょっと異色な組み合わせなので、バイクと、ヒロインの大きさのバランスは気になる所です。
敢えてバイクから説明しちゃいましたが、その名機「KATANA」を操るヒロイン鈴乃木 凜ちゃんをチェックしてみましょう!
バイクと凜ちゃんのバランスはバイクに乗っても降りても絶妙のコンビネーション!
正に人馬一体!

バイクは走ってナンボ!ですが、バイクを「走らせる」フィギュアは意外と少ないと思いませんか?

今回、可動範囲の大きさやバランスの良さで好評の「S.H.Figuartsボディちゃん」(別売り)の素体をベースに自然な「立ち姿」とアクティブな「ライディングポーズ」双方を両立。
ただ「跨る」だけでなくバイクを操る「ライディング」ポーズを可能にし、「疾走感」を創りだします。

身に纏うレーシングスーツはニースライダー、プロテクションパッド、シャーリングまで細かく再現、グローブとブーツもプロテクション付きのハードなレーシング仕様をリアルに再現、走りに対するこだわりと気合いが伝わってきます。

ヘルメットは透明シールドで付属する表情パーツはそれぞれヘルメット装着時にも対応。
ヘルメットの中で笑ってみたりムスッとしてみたり、怒ってみたり、ライディング中の表情も楽しめますね。
風になびくロングヘアの形状にも気を配りました。

勿論ヘルメット無しでも表情パーツは取り付け可能!
凜ちゃんのキュートな表情が楽しめます。

微笑んで……。(KATANAってかっこ良いだろう?スズキは最高でしょう?)

泣いて……。(え?スズ菌病ですって!?なんでススギを馬鹿にするの!?)

怒って……!(だったら、勝負しなさいよ!!アタシとKATANAと!!)

怒りながらスロットル全開!!……ドキューン!!(キリンは泣かない!!)

綺麗なハングオン(ハングオフ)!
コーナー先に視線を送る見事なライディングフォーム!!
後姿に見惚れます! この勝負、文句なく凜ちゃんの勝ち!!

こだわりの造形、彩色のGSX400S KATANAとそれを操る凛々しい姿、バイクから降りたキュートな姿、2つの凜ちゃんを是非ご堪能下さい。
フィギュアファンは勿論のこと、これまでフィギュア未体験のバイクファンにも愉しんで頂けると信じています!!

『ばくおん!!』 S.H.Figuarts 鈴乃木凜(ライダースーツ)&GSX400S KATANAは8月26日(金)発売です。

> S.H.Figuarts 鈴乃木凜(ライダースーツ)&GSX400S KATANA 商品情報ページ

 

©おりもとみまな(ヤングチャンピオン烈)/ばくおん!!製作委員会