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魂の骨格 映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』 マイケル・ドハティ監督 スペシャルインタビュー

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』マイケル・ドハティ監督 インタビュー

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――――本作の監督に起用された際のご感想を。

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
マイケル・ドハティ監督

ドハティ監督:「この作品の監督を担当しないか?」と言われた瞬間に、すぐさま「ハイ、やります!」と即答しました。本当にこの依頼は嬉しく光栄だったし、何より昔からの自分の夢が叶いましたからね。とはいえ、監督依頼は嬉しかった反面、この作品を完成させるという大きなプレッシャーを感じています(苦笑)。

――ゴジラ映画についてお詳しいとのことですが、一番好きなゴジラ映画は?

ドハティ監督:1954年製の第一作の『ゴジラ』です。何と言っても第一作は、ゴジラが誕生した記念すべき作品ですからね。特に気に入っている部分は、作品のトーンが美しく詩的なところがありながらも、ゴジラが恐ろしい存在として描写されていて、ワクワクできる映画に仕上がっているところですね。

 

――脚本作りも担当されたそうですね。

ドハティ監督:一番こだわった点は、現代的なゴジラ映画を果たしてどうやって作っていくのかというところです。怪獣によるスペクタクルな部分とヒューマンな人間ドラマ、これらのバランスのとり方が最大のチャレンジとなりました。

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
マイケル・ドハティ監督

 

――前作の諸設定を引き継いだ作品構成、創造にご苦労されましたか?

ドハティ監督:
前作の『GODZILLA ゴジラ』(14年)で、自分が良いと思った作品のトーンや壮大な規模、ゴジラのデザインなどは継承しつつ、素晴らしい作品に仕上げようと尽力しました。それから、東宝の至宝でありレガシーとも言える、ラドン、モスラ、キングギドラの本作への登場は、新作を作りあげるに当たって大いに糧となりました。

――登場怪獣のデザインコンセプトや諸設定を。

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
マイケル・ドハティ監督

ドハティ監督:まずゴジラですが、ギャレス(・エドワーズ)監督版のデザインを基本的には踏襲しています。背ビレについては、初代ゴジラの形が美しいと思っていましたので、フォトショップで前作のゴジラの背ビレに初代ゴジラの背ビレをくっつけて(苦笑)、デザイナーにイメージを伝えました。それから、両足も大きめにしていますし、尻尾も前作と比べると少し丸みを帯びています。これは日本のゴジラ映画に影響を受けたもので、立ち戻りたいとの意図からです。

――続いてラドンについて。

ドハティ監督:ラドンは、火山の溶岩にも耐えうるような、そういう強靭な体を持った生物ですね。表面の色味も火山チックで、その質感もいかなる熱さにも耐えられるような溶岩をイメージして創造し、そのデザインは、母なる大自然から有機的に誕生したと考えられるようなものを意識しました。

――モスラはいかがですか?

ドハティ監督:モスラに関しては、蛾などの実際の昆虫を参考にし、怪獣同士の戦いを考えて、触角や足が長めでないと戦いづらいだろうとの判断で、脚はオリジナルよりも長めにしました。モスラは美しく、女性らしさも持ち合わせ、エレガントで真の女神のようなイメージですが、戦いの際には恐ろしく危険な生物にもなるという、側面を意識しました。それから両羽にある目玉模様は、ゴジラの眼を意識してデザインしました。というのも、ゴジラとモスラの間に何らかのつながりがあると観客に感じさせたいという意図があったからです。

 

――最後にキングギドラを。

ドハティ監督:キングギドラは、物理的に飛翔でき、空中では如何なる敵もかなわないというような強力さを感じさせるようなイメージで、両翼のデザインを大胆に変更しました。三つある頭部はそれぞれ違う個性を持っていて、真ん中の頭がリーダー格で、左右の頭はそれに追従するようなキャラクターです。体表もメタリックなものではなく自然な金色を追求していまして、トカゲやヘビ、特にキングコブラを参考に、もともと金色の肌質を持っている生物から作り上げていきました。自分にとって大切だったのは、本当にこれらの生物の化石が見つかっても、この地球上だったら実際にありえると思うようなリアリティが持てるものがどうか。それが一つの指針になりました。

――ここで、BANDAI SPIRITSコレクターズ事業部のS.H.MonsterArtsのゴジラ(2019)をはじめとする、各フィギュアの原型をご覧になっての感想を。

ドハティ監督:素晴らしい! 質感もとにかくゴージャスで、怪獣の精神、スピリットを見事に具現化していると思います。いずれの怪獣も良いですが、ゴジラは特にこの背ビレの処理が最高!可動部のディティールも細かく仕上っていて、これが本物のアートですね。

――ドハティ監督は、特にラドンがお気に入りだそうですね。

ドハティ監督:ええ。アメリカでは「ロダン」と呼ばれているラドンは、幼少時からアメリカ製の玩具を持っていまして、自分にとってもお気に入りの怪獣でした。このS.H.MonsterArtsのラドンは、パワフルかつゴージャス。しかも個性がすごく感じられ、何より色味の再現が見事ですね。

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
マイケル・ドハティ監督

――S.H.MonsterArtsのキングギドラ(2019)はいかがですか?

ドハティ監督:もう、最高に最高ですね!ここまで緻密にディティールが作り込まれているこれらのフィギュアを使えば、ストップモーションのアニメーションも作れますね。昔自分が持っていたゴジラの玩具は、映画製作のインスピレーションになったので、怪獣ファンの方々もこれらのフィギュアを使って映画を作ったりしてくれればいいなと思います。

――登場怪獣は生物の存在を越えた〝神〟として描かれているようですね。

ドハティ監督:自分も小さいときから神話やドラゴン、ゴジラが大好きで、この三つを組み合わせることができたのがこの作品であり、登場怪獣が「神」のように扱われることが重要なことでした。劇中の設定では、数百万年前には人類と怪獣が共生していましたが怪獣は冬眠し、人類のみが繁栄していく中で両者のつながりが失われてしまい、怪獣らの存在が御伽噺となったそのさ中に怪獣が甦ってしまうということになっています。人類は古い神話をガイドにしながら、再び怪獣とのつながりを持とうとする。ですから彼らは生物であるけれども、地球上の最初の神たちでもあるとの考え方なんです。

――この作品のメインテーマを。

ドハティ監督:それは「自然をリスペクトせよ!」です。人類にとって自然はリスペクトすべきものであり、畏怖するものでもあるんですよ。

――一番ご苦労された点は?

ドハティ監督:たくさんあるからなぁ(苦笑)。映画製作は耐久マラソンみたいな側面があり、千人以上ものスタッフを引っ張っぱる監督として、映画のクオリティと魂、精神を最後まで保ち続けることだったと思います。

――最後に、日本のゴジラファンに向けてメッセージをお願いします。

ドハティ監督:ゴジラファンにこの作品を観ていただくのが今から本当に楽しみですが、皆さんが自分と同じようにこの作品を愛してくれたら嬉しいですね。

 

――本日は、ありがとうございました。

収録日時:平成30年11月30日(金)
収録会場:ザ・ペニンシュラ東京にて
インタビュー取材&構成 中村 哲(特撮ライター)

記事協力/月刊ホビージャパン
撮影/スタジオR

 

【プロフィール】

マイケル・ドハディ

マイケル・ドハディ

1974年アメリカ/オハイオ州生まれ。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では監督、脚本を務める。
幼少よりゴジラシリーズへの造詣も深く、
『X-MEN』シリーズや、『スーパーマン リターンズ』(2006)の脚本・原案などでも知られる。

S.H.MonsterArts S.H.Figuartsで培われた、可動(アクション)フィギュアの技術を使用し、『怪獣(モンスター)』にフィーチャーしたアクションフィギュアシリーズ。それが『S.H.MonsterArts(エス・エイチ・モンスターアーツ)』である。

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