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魂の骨格 第34回 VSシリーズゴジラ特技監督 川北紘一 × S.H.MonsterArts原型制作 酒井ゆうじ~ゴジラを造ること、ゴジラを撮ること編~




川北紘一監督と酒井ゆうじさんの対談・第2回目の話題は、「ゴジラ造形」と「川北監督によるプロモーションムービー」について!ゴジラ造形の魅力、そして映像で活躍するゴジラへの熱き思いが交錯するーー。


■新時代のゴジラ、創造の秘密

――S.H.MonsterArts ゴジラは、川北監督の平成VSシリーズのゴジラがモデルになっています。"川北ゴジラ"は、『ゴジラVSビオランテ』から『ゴジラVSデストロイア』まで、一貫したスタイルで造形されていますよね。

川北 うん、それ以前のゴジラの歴史を見てみると、作品ごとに毎回顔が違うんだよ。

ひとつの作品の中でも、例えば、84年版『ゴジラ』では、スーツのゴジラとメカニカルのサイボットゴジラで全然顔の造形が違ってた。それがすごく気になってたんだよね

だから、僕がVSシリーズを始める時には、きちんと全身の型を作って、一貫して同じ造形に揃えようと思ったんだ。それまでは、ボディなんかは、ウレタンを組んだり貼り付けたりして形にしていくスタイルで、原型なんてなかったわけ。

酒井 最初に『VSビオランテ』の"ビオゴジ"を見た時は、「なんてカッコイイゴジラなんだ!」と思いましたね。あの頭の小ささと、全身の三角形のバランスからくる重厚感に、もうシビレちゃいまして。しかも、歯がサメみたいに二枚歯になっていて。

川北 あの二重に並んだ歯は、ちょうど公募ストーリーを書かれた小林晋一郎さんが、歯医者さんだったから、意見をもらってね。シリーズの原点である「恐怖のゴジラ」を作り出すために、歯や背ビレ、目なんかのディテールをひとつひとつ検証して、新しいゴジラ像を再構築していったんだ。

酒井 そういう要素もあって、ビオゴジはとてもショックを受けたゴジラでしたね。今でも好きなゴジラです。


■一番よく動く"モゲゴジ"をモデルに造形

――今回のS.H.MonsterArtsでは、数あるVSシリーズゴジラの中でも、『ゴジラVSスペースゴジラ』に登場した通称"モゲゴジ"がモデルになっています。

酒井 『ゴジラVSデストロイア』のデスゴジは、赤く光っていて特別な存在なので除くとすると、やはり、全体のバランスとしての最終形がモゲゴジなんですよ。
バランスもいいし、ビオゴジと比べると背が高くなってて、足も太くて、よりアグレッシブなイメージ。

それに、モゲゴジは、首もよく動きますしね。

川北 あの作品から首が上下左右に自在に動くようになったんだ。
初期のスーツは、首を動かす仕掛けがなかったから、上を向こうとすると、腰から体ごと反らすしかなかったんだよね。
それで作品ごとに首のギミックを改良していったんだ。

酒井  モゲゴジのスーツの相手を威嚇した時にグッと首が上がる、あの動きがいいんですよ。
そういう動きの印象がとても強かったので、アクションフィギュアにした時に、魅力を一番引き出せるなと思ったんです。
それで、バンダイさんと相談してモゲゴジを選びました。

――アクションフィギュアの原型制作で、酒井さんが普段手がけられているガレージキットなどの造形と違う部分はどこでしょうか?

酒井 私の場合、普段ゴジラを作る時には、映画の中の1シーンをイメージしてポーズをつけて作るんですが、アクションフィギュアの場合は、スタンダードな、全てのアクションの基本となるポーズで作るんです。

川北 ベーシックな形がきちんとしていないと、ポーズに発展させられないからね。アクションフィギュアとはいえ、基本形が一番大事なんだよ。それに味付けして、ポーズをつけていくわけだから。

酒井 ええ、そういうことですね。

――出来上がった商品をご覧になっていかがですか?

酒井 最初に試作を画像で見た時に、首の動きがモゲゴジそのもので。

川北 うん、これはよくできてるよね。
バンダイさんが出してきたゴジラのフィギュアの中でも、こういうフル可動のものはなかったからね。映画から出てきたような迫力ある造形とアクションを見せたいという、今までなかった狙いだよね。

酒井 その狙い通りのものに仕上がっていると思います。
無限大の可能性を感じますね。

川北 我々プロも楽しめて、お客さんにも満足してもらえる出来になっていると思うよ。


■フィギュアを使ったゴジラムービー

――そのフィギュアを使って、川北監督がプロモーションムービーを撮られたわけですが、いかがでしたか?

川北 顔を撮っても、アップに堪える造形になっているのがスゴイと思ったよ。

酒井 配信されてすぐに観たんですけど、自分の作ったものが動くというのは信じられないような不思議な体験でしたね。でも、あれを動かして撮影するのは、大変だったろうなと思いました。

川北 そう、なかなか大変だったんだ(笑)。
口を開けるアクションをさせるのも至難の技で、フィギュアが小さい分、ワイヤーが歯くらいの太さになっちゃうんだよ(笑)。
操演スタッフに、フィギュアの中にスプリングを仕込んでもらって撮ったんだけど、苦労の価値があるものになったと思うよ。

酒井 観ていて、とても懐かしい感じがしました。
あの時観た、映画の1シーンが甦ってきて。
私も、VSシリーズがきっかけでこの世界に入った"VSシリーズ世代"ですからね。川北監督のゴジラは、映像として印象的で、思わず惹きつけられてしまうシーンがたくさんありました。

川北 平成ゴジラの頃から、映画はエンターテインメントに徹することが大事だろうと自分の中に決めてたんだ。同じ怪獣映画でも、自衛隊側に寄ってリアル志向の作品もあるんだけど、僕の場合、そういう要素は最小限にして、ゴジラの描き方にしても映画本来のダイナミックな魅力を追求したんだよね。

――今回、プロモーションムービーを監督されるにあたって、まず、どういうものにしようと?

川北 それは、今、自分が観たい映像だよ(笑)。
映像は、観たい時に撮るのが一番だからね。
それで今回、平成ゴジラではできなかった浅草を舞台にしたんだ。隅田川沿いにあるアサヒビールの金色のモニュメントや浅草寺、そして最新のスカイツリーを背景にしてね。
今作るからには、新しいものにもしないといけないから。

――浅草寺がある下町風景と、近代的なスカイツリーという対比が面白いですね。

川北 新しいものと古いものというね。
いろんな場所を背景にして、フィギュアで写真を撮ったりという遊び方も、お客さんに提案できればと思ったんだ。そういうこともプロモーションムービーの重要な役割だからね。


■究極のゴジラフィギュア

――では、最後に、魂ウェブをご覧の皆様へのメッセージをお願いします。

酒井 僕は小学生の頃、地元の映画館でゴジラ映画を観ていて、ひとつ不満があったんです。
それは、家に帰ってきた時に、ゴジラたちのリアルなオモチャがなかったこと。映画に出てきたものと同じものが、何か欲しかったんですよね。
そういう意味で、今回出るS.H.MonsterArtsは、リアルな造形で、映画と同じポーズを自分で再現できるわけですから、究極ですよね。
お客さんと一緒に、自分でも楽しもうと思っています。

川北 VSシリーズの頃は、ゴジラのオモチャや本もとても売れたんだよね。
それを当時買った人たちが、今大きくなって、またこのフィギュアを手に取ってくれたり、プロモーションムービーを観てくれたりして、そこから新たなゴジラブームが巻き起こればいいなと思うね。

酒井  S.H.MonsterArtsのリリースも続きますからね。
スペースゴジラやキングギドラも、私が原型を担当しているので、こちらも期待してほしいです。

川北 これから出るフィギュアを使って、またプロモーションムービーが撮れたらいいなと思っているんだよね。
そういう映像を観ながらフィギュアで遊んで、アナログ時代のゴジラを思い出してもらいたいからね。

酒井 VSシリーズのゴジラは、理屈抜きにカッコイイですからね。



川北紘一 (かわきた こういち)
1942年生まれ / 東京都出身

『ウルトラマンA』(72年)で特技監督デビュー。『さよならジュピター』(84年)や『ガンヘッド』(89年)をはじめ、『ゴジラVSビオランテ』(89年)から『モスラ2 海底の大決戦』(97年)までの東宝怪獣映画の特技監督を務める。2003年に制作プロダクション「ドリーム・プラネット・ジャパン」を設立。『超星神グランセイザー』(03年)に始まる「超星神シリーズ」の特撮や『Kawaii! JeNny』などの演出を手がけている。
 

酒井ゆうじ (さかい ゆうじ)
1958年生まれ / 福島県須賀川市出身

特にゴジラにこだわって、ガレージキットの原型を多く手がけており、各ゴジラの造形の違いを忠実に再現し、さらに生物感溢れるその造形には、国内外に多くのファンがいる。『ゴジラ2000ミレニアム』(99年)では、新世紀ゴジラの雛形モデルも造形した。「ゴジラ名鑑」をきっかけに、バンダイ・キャンディ事業部製品の原型制作も手がける。
 


S.H.MonsterArts
ゴジラ


価格(税込):5,775円
発売日: 2011年11月19日
対象:15才~


商品詳細ページはコチラ
 


S.H.MonsterArts

[ S.H.MonsterArts ]
S.H.Figuartsで培われた、可動(アクション)フィギュアの技術を使用し、『怪獣(モンスター)』にフィーチャーしたアクションフィギュアシリーズ。それが『S.H.MonsterArts(エス・エイチ・モンスターアーツ)』である。



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