• スケジュール順に商品をさがす
  • カテゴリ別に商品をさがす
  • イベント・キャンペーンなどに参加する

魂の骨格 第22回 監督 村石宏實 (1)




1990年代に放送された『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』は俗に"平成ウルトラマンシリーズ3部作"と呼ばれている。その3作目にあたる『ガイア』はガイアとアグルという2人のウルトラマンの相克を縦軸として、根源的破滅招来体との戦いを描いた物語である。また、特捜チームXIG(シグ)が部隊別にチーム編成がなされるなど、リアリティを追求した世界観は1990年代のウルトラシリーズにふさわしいものだった。



そんな『ガイア』には、もう一つ語り継がれるべき物がある。それは、ミニチュア撮影を駆使したコンテナビークルの発進&戦闘シーンであった。魂の骨格ウルトラマンガイア編の第1回は、XIGファイターの発進を緻密に描き出したオープニングフィルムや、本編でコンテナビークルの活躍を演出した村石宏實監督にお話しをお伺いした。


■ミニチュア特撮の頂点を極めたXIGファイター

――初めてコンテナビークルをご覧になった時の印象をお願いします。

村石 これまでのウルトラマンにも色々なメカが出てきましたが、ここまで完成度の高い可変モジュールは初めてだったと思います。特に翼がX型になるXIGファイターエスエスを見た時には、今までにない斬新さを感じました。色んな六角柱のコンテナが違うメカに変形するのは面白いですよね。バンダイさんのアイディアは凄いなって思いました。

――コンテナビークルのアイディアを映像にしていく過程はどのような流れだったのでしょうか。

村石 バンダイさんから色々出たアイディアに対して、僕ら映像スタッフは、まず、造形する立場から意見を言うことになります。立体化を前提としたデザインは、どうしてもカーブや流線形などの滑らかなラインが多いんですよ。ミニチュアについては、そのまま作れるのですが、1/1のコックピット周りを作る場合、流線形って難しいんです。それで、なるべく現場としては直線を活かしたデザインを希望するんですよ。そういった部分について話し合ったことは記憶しています。バンダイさんも交えて、色々と意見を交わして決めていきました。



――『ウルトラマンガイア』の第1話を見た時、まずはオープニングのXIGファイターエスエスとSGの発進シーンに圧倒されました。

村石 ピースキャリー(※1)やXIGファイターの発進シーンに関しては、特技監督の佐川(和夫)さんから発進部分を細かく撮りたい、という要望があったんです。毎回のストーリーはドラマを追っていく方がメインになりますから、ここまで細かい発進シークエンスは撮れないだろうと。だったら、オープニングで毎回見せる方がいいよねって。

――XIGファイターの特撮はコンピューターグラフィックス(以下はCG)を多用せず、ほとんどがミニチュアだったようですが。

村石 XIGファイター絡みでCGを使っているのは変形シーンくらいですね。この当時のCGはそれほど発達していなかったので、XIGファイターの特撮は全部ミニチュア造形あってのものです。エリアルベースの格納庫は東宝ビルト(※2)のスタジオに作られまして、かなり大きなものでした。何しろ、中にいるピースキャリーが1メートルくらいありましたから。もちろん背景がCGというわけではなく、すべてミニチュアとして実際に造形されています。

――『ガイア』はウルトラマンシリーズの中でも特にメカニックに対する愛がある作品だったと思うんです。

村石 XIGファイターの特撮に気合いが入ったのは、コンテナビークルのデザインに刺激された部分はあったと思います。ここまで色々な精度の高い物を提供されると、現場も応えようって気になりますよね。あと、『ガイア』の時は、タイミングも良かったんですよ。予算もそれなりにある時期だったので、時間をかけて、ていねいに撮ることができました。今ではここまでミニチュアを駆使した特撮は難しいかもしれません。予算の都合とか色々な事情でCGになってしまいますからね。『ガイア』は"アナログ特撮"の良さを突き詰められた幸せな作品だったと思います。


※1 XIGの大型輸送戦闘機。コンテナビークルを最大3機まで同時に搭載できる。1998年当時に発売された「DXピースキャリー」は、ポピニカのコンテナビークルと同様にヒット商品となる。
※2 東京都世田谷区に存在したスタジオ。『ガイア』はもとより、ほとんどのウルトラマンシリーズの撮影に使用されていた。2008年に惜しくも閉鎖となる。



村石宏實 (むらいし ひろちか)
1947年生まれ 東京都出身
日本映画監督協会会員

円谷特技プロ光学撮影部(初代ウルトラマンなど)をかわきりに、1970年フリーの助監督に。1973年に自主映画「OH!カオ」で初監督。以降「ウルトラマンティガ」「ウルトラマンダイナ」「ウルトラマンガイア」(TV)、「ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY」(映画)等で、監督を務める。2011年公演の舞台「ウルトラマンプレミア2011」の演出を担当。5月の名古屋公演に続き、秋に東京、冬に大阪で公演予定。
 


U.M.W.
UX-02 XIGファイターエスエス


価格(税込):5,040円
発売日:2011年6月18日発売
対象:15才~


商品詳細ページはコチラ
 


U.M.W.

[ U.M.W. ]
ULTRIDE MECHNICS WORLD(ウルトライドメカニクスワールド)とはウルトラシリーズの劇中で活躍するライドメカを実際に使用されたミニチュアのイメージを損なうことなく、形状・彩色・変形・各種ギミックを可能な限り再現した、ハイクオリティ・ハイティテールメカシリーズである。



この記事を評価する

このページの内容は役に立ちましたか?

一言コメント

※100文字まで・ご意見はサイト改善に活用させていただきます。
※お問い合わせ窓口ではございません。ご回答は致しかねます。

関連商品

  • U.M.W. UX-02 XIGファイターエスエス
    U.M.W. UX-02 XIGファイターエスエス

    価格:5,040円(税5%込)

    一般店頭発売 

    2011年06月18日 発売

関連ブランド

  • U.M.W.