
J2エンジンは、第2弾ロケットに5基、第3段ロケットに1基搭載されているロケットエンジンである。第2段ロケットではジンバルに搭載されていることで、エンジンの方向を変えることができ、ロケットの姿勢制御を行う。ジンバルとは、コンパクトで頑丈なユニバーサルジョイントで、テフロンとファイバーグラスで作られたソケットタイプのベアリングである。J2エンジンは飛行中に再点火が可能である。 |

S-IIが使用されるのは、S-ICの切り離し後6分間である。この噴射で、アポロ/サターンVを高度約20万feet(約60km)から約60万6千feet(約184km)まで持ち上げる。 |

S-ICは、発射時にまず最初に点火される。そして巨大なタンクに満たした燃料をたった2分半で使い切り、使命を終える。到達高度は約38マイル(61.14km)である。 |

第1段(S-IC)に搭載された5台のF1エンジンは、合計で7,500,000ポンドの推力を生成。中央の1台は固定されているが、他の4台はジンバルに搭載され、X軸、Z軸まわりにそれぞれ6度方向を変えることができる。 |
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