MS開発秘録

RGM-79Q ジム・クゥエル

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RGM-79Q ジム・クゥエル

FILE No.008

RGM-79Q ジム・クゥエル

RGM-79Q ジム・クゥエル

一年戦争終結後、地球連邦軍では軍備再編成を早々に開始している。旧ジオン公国軍の兵力は表向き解体されたことになっていたが、実際はすべての兵力・兵器を接収できたわけではなく(ザビ家を含む勢力はアクシズ基地へ離脱、木星の採掘基地も同様)、戦後の混乱に乗じて地下に潜伏したものや、後に反地球連邦政府運動に成長する勢力は統括に漏れるところが多々存在した。反攻作戦のために大量生産されたRGM-79 GMは用途目的に特化した簡易的な機体にしか過ぎず、経験値の高いパイロットに運用される高性能のジオン モビルスーツに対しては総合的な機体性能で必ずしも対抗できるものではなかった。そのため星一号作戦以降に少数機製造が間に合ったカスタムチューニング仕様のGMが練度の高いパイロット向けにようやく配備される結果に終わった。 しかし先述のようにジオン共和国に属さない旧ジオン軍残党を掃討するために、地球連邦軍では軍備再編成と並行して、掃討任務に特化した専任部隊の編成も急がれることになった。実際一年戦争後間もなくジオン残存兵力による様々な紛争が勃発したことで、地球連邦政府の実効支配をより強固なものにするため、地球至上主義者である政府の財務高官ジャミトフ・ハイマンによって設立されたのがティターンズと呼ばれる独立武装組織である。RX-78型モビルスーツは一年戦争を通じてもっとも総合性能に優れた機体として完成の域には達していたが、終戦直前に北米オーガスタ基地で開発が進められたRX-78 NT-1 アレックスは次世代モビルスーツのあらたなステージを示すものとして完成、その後に続く新鋭機開発の始祖となった。RGM-79の生産性の高さにこのNT-1で培われた技術を導入したのがRGM-79Nジム・カスタムで、少数生産ながら総合戦闘力ではRGM-79をはるかに凌駕するものとなっている。そしてティターンズが同組織でのフラッグシップモデルとしてこのRGM-79Nをさらに改良発展させたのがRGM-79Qジム・クゥエルと呼ばれる機体である(秘密裏に開発が進められたガンダムGP計画とは別の系統樹となる)。対モビルスーツ戦闘だけでなく暴徒鎮圧や施設制圧を視野に入れたこの機体は、対人兵器の延長上に存在するものと位置づけられた。事実バスク・オム大佐率いる部隊が反地球連邦組織の制圧作戦にこの機体を投入している(ただしこの詳細については一切一般には公表されていない)。RX-78NT-1で導入されたムーバブル・フレームはRGM-79Nに続いてこの機体にも採用されており、ジオン系の技術に頼らないモビルスーツ開発の新たな方向性を決定したといってよい。ジム・クゥエルには地球連邦軍の指揮下から特に独立した存在であるティターンズのシンボルカラー「黒」(偏光塗料のため青くも見える)が機体色に採用されており、地球連邦政府 ティターンズの威容を象徴するものとして以後にも引き継がれた。

※本企画の構成、テキストは当時MSVの設定考証企画に参画していた小田雅弘氏の協力をもとにROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.用に書き起こしたものです。公式設定とは異なる場合がありますのでご了承ください。

※本企画の構成、テキストは当時MSVの設定考証企画に参画していた小田雅弘氏の協力をもとにROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.用に書き起こしたものです。公式設定とは異なる場合がありますのでご了承ください。

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※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合がございます。

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