1997年の第1弾「GX-01 マジンガーZ」の発売より、2017年ついに20周年を迎えるハイターゲット・トイブランド「超合金魂」。当サイトでは、その20周年にまつわる最新情報をお届けするとともに、ブランド創設当初から現在にいたるまでの軌跡を振り返ってまいります。

NEWS TOPICS

■超合金魂「R」の系譜と意味 再販希望アンケートを受け、「バイカンフー」に続くリニューアルラインナップとして登場する
「GX-13R ダンクーガ(リニューアルバージョン)」。
実は過去にも2004年のイベント販売商品として「GX-13R 超獣機神ダンクーガ(リアルカラー)」が存在しているため「R」を
冠するシリーズナンバーが重複する形となるが、本来、超合金魂では形状・仕様を含めたリニューアル商品にこそ「R=リニューアル」の名が与えられる伝統がある。
そこで、今後はリアルカラーを便宜上「GX-13RC」と呼称することにし、今回のリニューアルバージョンを改めて「GX-13R」と再定義することに。
超合金シリーズ全体を通しても異例の措置だが、13年の時を経てようやく「R」が本来の意味へと 回帰した形となる。

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「超合金魂 再販希望アンケート」実施結果を受けついに2商品のリニューアル販売が決定!

リニューアル販売決定!

その他アンケート上位アイテム

「魂ネイション2016」開催にあわせ、「魂ネイションズ AKIBAショールーム」で11月中旬まで実施された『超合金魂 再販希望アンケート』に多数の投票ありがとうございました!
集計結果の上位アイテムを、ついに発表!! 続報にご期待ください。

アニメーション研究家であるとともに、業界随一の超合金研究家でもある五十嵐浩司氏(タルカス)に、「超合金魂」20周年を振り返っていただきます。
ここで初めて明かされる新事実も出てくるかも……!?

仮タイトル

1980年代の前半はロボットアニメの黄金時代であり、テレビに映画に多くの作品が生み出された。しかし、その勢いも1984年を境に収束を見せていく。そんな状況の中で、葦プロダクション(現・プロダクションリード)製作による二つの作品が、ロボットアニメの牙城となるべく奮闘していたのである。そのタイトルは『超獣機神ダンクーガ』と『マシンロボ クロノスの大逆襲』だ。

超合金魂 GX-13 超獣機神ダンクーガ

超合金魂 GX-39 バイカンフー

『超獣機神ダンクーガ』は1985年4月からスタート。獣戦機と呼ばれる4体のメカニックが登場し、マシンからビースト、人型のヒューマロイドへ変形、さらには合体してダンクーガとなる。各メカニックが3タイプに変形(イーグルファイターのみマシンとビースト形態を兼用)するという変形ギミックは、1985年当時としてはかなり複雑だった。アニメーション本編では、この変形を「進化」と捉え、段階的に変形モードが増えていくという演出を行った。リアルロボットとヒーローロボットの融合を試みたのである。それゆえに、ヒューマロイドの登場は11話、ダンクーガに合体したのは16話と異例のタイミングとなった。
しかしながら、ダンクーガの満を持した登場はド派手な演出と作画に支えられ、屈指の盛り上がりを見せたのである。特に大張正己氏の原画によるダンクーガは、ヒーロー性を強調したディフォルメが施され、視聴者に衝撃を与えた。のちに大張氏の描くダンクーガは、本作のイメージビジュアルとして扱われるほどに認知度を高めている。
『マシンロボ クロノスの大逆襲』は1986年7月から放送が開始された作品で、1982年から玩具オリジナルキャラクターとして展開していた『マシンロボ』初のテレビアニメシリーズとなる。テレビ用にバイカンフーという主役ロボットを据えて、きわめてシンプルなヒーロー像を描き出した。
バイカンフーはロム・ストール、ケンリュウが合身することで完成する大型マシンロボで、本編では無敵のパワーを誇った。このバイカンフーもダンクーガと同様に演出と作画のパワーによって、極めて鋭角的なヒーローロボットとして描写されている。

『ダンクーガ』ではリアルとヒーローの融合を試みた制作陣が、『クロノスの大逆襲』ではヒーローを究める方向へ移行する。これは象徴的な出来事ではないだろうか。なぜなら、『クロノスの大逆襲』の終了後、わずか1、2年後には多くのヒーローロボットが生まれ出る時代がやってくるのだ(※)。ダンクーガとバイカンフーは、1980年代のロボットアニメブームを飾るアンカーとして、今もなお鮮烈な印象を残している。
その一方で、放送当時発売された玩具の形状と、アニメ本編に登場するダンクーガやバイカンフーに隔たりがあったのも事実だった。超合金魂はそこへメスを入れて、GX-13ダンクーガ、GX-39バイカンフーで映像の形状の再現と合体・変形を両立することに成功する。多くのファンの溜飲を下げた、この二つの超合金魂は今も至高のダンクーガ、バイカンフーとしてロボット・トイフリークの間で語り継がれている。


2017年4月
TEXT:五十嵐浩司(TARKUS)

【編注】
※『クロノスの大逆襲』終了後の1年後、1988年には『魔神英雄伝ワタル』が放送開始。以降1989年には『魔動王グランゾート』『獣神ライガー』、1990年には『勇者エクスカイザー』『魔神英雄伝ワタル2』『NG騎士ラムネ&40』『キャッ党忍伝てやんでえ』『からくり剣豪伝ムサシロード』、1991年には『太陽の勇者ファイバード』『ゲッターロボ號』『絶対無敵ライジンオー』『機甲警察メタルジャック』などが放送された。

  • GX20th-02■ダイナミックプロ超合金の黎明期

     1974年2月に発売された、超合金の第1号は?
    これはこのコラムをお読みの方はだいたい答えられるに違いない。言わずと知れたGA-01マジンガーZである。では第2弾は……?

    • 超合金魂 GX-02 グレートマジンガー

       手元のリストを紐解くと、GA-02以降はゲッター1、ゲッター2、ゲッター3、グレートマジンガー、ロボットジュニアとある。
      つまり、超合金は頭から第6のラインナップまですべてがダイナミックキャラクターで占められていたのだった。1990年代の超合金魂には超合金のリメイクという側面が強かったから、超合金魂の初期ラインナップにマジンガーやゲッターロボ関連が多かったのは、当然の理と言えるだろう。

       超合金魂GX-02グレートマジンガーは、GX-01マジンガーZの発売直後に企画が公になり、ほぼ1年後に発売された。GX-02はヒジ等の組み立て式パーツがほぼ無くなるなど、GX-01のフィードバックが見られる。
      元来、グレートマジンガーはマジンガーZよりも先に発売されることが滅多にないキャラクターゆえ、映像の設定のごとく改良が施されるのだ。それゆえ、超合金魂の商品フォーマットはGX-01よりもGX-02が基本となっている感覚もある。

      超合金魂 GX-02 グレートマジンガー

      ゲッターロボはGX-06として発売された。もともとゲッターロボはマジンガーシリーズと同様、潜在的にファンの多い作品で、当初から発売を望まれていたアイテムである。しかし、ゲッターロボの商品化についてはクリアすべき点が存在した。それは、完全変形合体――は残念ながら無理として、販売形態の問題である。つまり、ゲッター1、ゲッター2、ゲッター3の3体の主役ロボをどのような販売形態でファンに送り届けるのかという、問題はその1点にあった。現在のように魂ウェブ商店もない時代であり、超合金魂もまだ生まれたてのカテゴリーだから大きな失敗は許されない。その後、販売形態の件は「電撃ホビーマガジン」誌上でのアイディア募集企画を経て、最終的にはゲッター1、ゲッター2、ゲッター3の3体セットで販売されることになったのである。

      さて、10月の魂ネイション2016において、D.C.シリーズの最新ラインナップとして、グレートマジンガーとゲッター1が発表された。実は超合金魂のカテゴリーにおいて、グレートマジンガーとゲッター1の本格的なリメイクは、このD.C.が初めてとなる。何度か新型が起こされているマジンガーZと異なり、15年以上の時を経て新たに着手されるアイテムなのだ。

      グレートマジンガーもゲッター1も、D.C.シリーズのイメージソースである“東映まんがまつり”を想起させるものとなっている。グレートマジンガーは『マジンガーZ対暗黒大将軍』、TVアニメ『グレートマジンガー』、『グレートマジンガー対ゲッターロボ』の映像を元にベストスタイルを目指しているという。一方のゲッター1は顔やカラーリングについてはTVアニメ版を元に作られているが、ゲッター1は放送時期によって、顔などのディテール変化が顕著に現れたキャラクターでもある。そこをどのように取り組むのだろうか? 映像準拠を旗印としたD.C.の真価が問われようとしている。


      2016年11月
      TEXT:五十嵐浩司(TARKUS)

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  • GX20th-01■超合金魂が変えた“価値観”

    超合金魂第1号、「GX-01 マジンガーZ」が発売されてから来年で20年になる。
    初めて超合金魂の情報を目にしたのは雑誌『B-CLUB』(※1)だったから、それがちょうど20年前ということになるだろうか。

    • 超合金魂 GX-01 マジンガーZ

       1997年当時、世の中にフィギュアブームがあった。中心にいたのは『SPAWN』や 『スター・ウォーズ』といった洋物キャラクターで、日本のヒーローは幾分形見が狭いように見えた。 その『SPAWN』や『スター・ウォーズ』のフィギュアも、量販店でコーナーがあるわけでもなく、オシャレな街の洋物フィギュア専門店に置いてあった。インターネットや携帯電話もさほど普及していない頃なので、ワンクリックで買うわけにもいかない。ホビーに接するライフスタイルそのものが異なる時代――超合金魂はそんな頃に芽吹いたのである。

       超合金魂に近い商材として、ガンプラの「マスターグレード」シリーズ(※2)がある。マスターグレードは1995年に発売され、当初から大変な話題となった。それはガンプラが一つのブランドとして、途切れることなく話題を提供し続けていたからだ。一方の超合金はどうだろう? スーパー戦隊のロボットがDX超合金ではなくなったのが1992年。1980年から毎年出ていた戦隊ヒーローの超合金も1994年を最後にリリースが止まっている。そう、1995年は1974年以来、超合金と名前がついた玩具が発売されない初めての年になったのだった。翌1996年には「DX超合金カブテリオス」「超合金 両津勘吉」が発売され、超合金は息を吹き返すものの、フィギュアブームの中心層に響くものではなかった。「超合金魂」は、決してフィギュアブームから生まれたわけではない。むしろ世間の人々が超合金という言葉を忘れかけていたタイミングでの登場だったのだ。

       かくして1997年12月、「超合金魂 GX-01 マジンガーZ」は発売となった。結果、「超合金魂」は様々な価値観を一変させた。洋物中心のフィギュアブームに日本のヒーローが深く食い込むきっかけになったこと……それもある。大人に壁に飾るだけでなく、遊んで楽しむフィギュアを提供したこと……それもある。しかし、本稿で一番注目したい大きな変化は、「超合金」というブランドを普遍的な存在へ押し上げた点だろう。 「超合金魂」の発売をきっかけに、「超合金」はフィギュアというカテゴリーに欠かせないものとなった。それは現在に至るまでの、超合金魂20年の歴史が物語っている。 


      2016年10月
      TEXT:五十嵐浩司(TARKUS)

      【編注】
      ※1 …… 『B-CLUB』:バンダイ出版課(当時)が刊行していた、ホビー情報を中心にアニメ・特撮等メディア情報などの情報や特集を網羅した月刊書籍。「超合金魂」の企画当初から、その開発経緯を伝える連載企画が掲載されていた。(その後、雑誌リニューアルを経て『電撃ホビーマガジン』が「鋼の魂」コーナーとして連載を継承。)
      ※2 …… 「マスターグレード」シリーズ:バンダイ ホビー事業部がガンダム15周年を記念して発表した、ハイクオリティなガンプラリニューアルシリーズ。奇しくも同シリーズも『月刊ホビージャパン』にて開発経緯が毎月伝えられる方式のプロモーションが取られていた。

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2017年に発売から20年を迎えた「超合金魂」。
ハイターゲット・トイの原典にして頂点を極めたその魅力をまとめた一冊が発売!!
最新情報、歴代アイテム、開発資料、歴代企画スタッフインタビューなど、
本書でしか見られない情報満タンでお送りします!!

(発行:KADOKAWA アスキー・メディアワークス)

電撃ホビーウェブにて、本の内容を紹介する記事を公開!
超合金魂最新アイテムの極秘情報も!?
http://hobby.dengeki.com/news/322871/

「TAMASHII NATION 2016」会場よりお送りした動画番組
『超合金な男たちのダイナミック座談会』を再配信開始!

© PRODUCTION REED 1985 © PRODUCTION REED 1986 
©2001永井豪/ダイナミック企画・光子力研究所
©ダイナミック企画・東映アニメーション ©ダイナミック企画 ©永井豪/ダイナミック企画・ビルドベース 
©1998永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会 ©2009 永井豪/ダイナミック企画・くろがね屋
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